日本にエレキブームをもたらした

日本に、ロックやエレキギターブームを巻き起こしたバンドと言えば、やはり『ザ・ベンチャーズ』でしょう。

1959年、ドン・ウィルソンとボブ・ボーグルのギタリスト2人により結成。結成時は「ジ・インパクツ」を経て「ヴァーサトーンズ」と名乗っていたが、すでに使われていたため、ドンの母親であるジョシーからの提案によって「ザ・ベンチャーズ」と名乗るようになります。当初の演奏スタイルは、リードギターとリズムギターを曲によって交代するギターデュオで、ドラム、ベースなどはいませんでした。

結成前の1958年、ドンは自動車のセールスマン、ボブは昼間に建築業をしていました。ボブがドンに仕事を紹介し、一緒に仕事をするようになり、夜にはナイトクラブに出演してキャリアを積み、音楽関係の人脈を築き上げていきます。またこの頃から既にフェンダー社製のストラトキャスター、ジャズマスター、を主に使用していました。後にベーシストにノーキー・エドワーズ、ドラマーに、後に米空軍大将となりジョージ・バビットをメンバーとして迎え入れます。しかし、ジョージは当時未成年でナイトクラブでの演奏が許可されずデビュー前に脱退し、後任としてホーウィー・ジョンソンが加入。デビュー曲は「ブルー・ホライズン」レーベルからリリースした「ザ・リアル・マッコイ」です。

続く1960年の、「急がば廻れ(ウォーク・ドント・ラン)」でドラムは、スキップ・ムーアというクラブミュージシャンが担当し、ノーキーがベースを弾いています。地元シアトルのラジオ局がニュース番組のテーマ曲として起用したことから火が付き、米メジャーデビューを果たす。瞬く間にビルボード誌のシングル・チャート第2位を記録。急がば廻れ(ウォーク・ドント・ラン)」は、メジャーレーベルのドルトン・レコードから再発売されています。

その後、「十番街の殺人」、「朝日のあたる家」、「テルスター」、「ワイプアウト」、「パイプライン」、「ダイヤモンド・ペット」などが次々どヒット。このヒットは、日本に飛び火し、モズライト製のギターに人気に火がつき、エレキブームが巻き起こります。

1966年、加山雄三の「君といつまでも」「テルスター」のカバーを日本で発表してヒットしたことをきっかけに、そして1968年にノーキー・エドワーズが一度脱退し、後任ギタリストにジェリー・マギーの加入後は1960年代後半から1970年代前半にかけて日本を意識した曲を作るようになり、日本の作詞家が歌詞を付けて発表されたのがきっかけで、歌謡曲の作曲家としても注目されるようになります。

そして、1991年には、第42回紅白歌合戦にも出場。大きな話題となりました。2004年には、日米交流150周期年外務代品賞を受賞。2008年には、『ロックの殿堂』入りを果たします。2009年に結成50周年を迎え、同年6月14日にボブ・ボーグルが死去。以後はボブ・スポルディングが後任として正式メンバーとなります。

2010年春の叙勲にてメンバーのうち5人が旭日小綬章を受賞。

しかし、2020年に新型コロナウィルスの影響で、でアメリカからの入国が制限されている為、来日ツアーが2022年以降に延期となります。

2022年には、リーダーのドン・ウィルソンが死去。ドンの死去により、結成メンバーは全員故人となりましたが、後任のメンバーたちがその精神を今尚も、受け継いでいます。



にほんブログ村 音楽ブログへ
にほんブログ村</p

コメントを残す