ラテン・ロックアーティストは、アメリカの『リッチー・ヴァレンス』、『ジー・ミッドナイタース』、メキシコのカルロス・サンタナ率いる『サンタナ』などがいますが、ヨーロッパにもいます
そのバンドの名は、『ジプシー・キングス』です。
メンバーは、互いに兄弟、親戚関係にあるスペイン系ロマの一家です。レイエス兄弟の父である歌手のホセ・レイエスとバリアルド兄弟の父であるギタリストマニスタ・デ・プラタは従兄弟同士で、また、チコはホセの娘婿でした。
バンドの前身は、1975年にホセが息子たちと『ホセ・レイエス&ロス・レイエス』というバンドを組み、地元フランス南部のプロヴァンス地方で活動していました。1979年ホセが没した後『ロス・レイエス』となりましたが、ニコラなど数名の兄弟チコとバリアルド兄弟を加えて新たに『ジプシー・キングス』というグループを立ち上げます。その後、アルパム『アレグリア』、『情熱の月』をリリースしますがあまり売れませんでした。
世界的に有名になったのは、クロード・マルチネスをプロデューサーを迎えたからです。マルチネスは、ジプシー・キングスの音楽は素晴らしいが何か足りないと思い、もともとのフラメンコを基調とした音楽に、ポップスやロックなどの現代的な音楽的要素を取り入れます。その結果、1987年にリリースした「ジョビ・ジョバ」。「バンボレオ」が、フランス国内で大ヒットします。
クリスチャン・ラクロアのショーで使われたり、フランソワ・ミッテランが大統領選戦で「バンボレオ」を使い若者の支持を集めました。1990年、フランスの音楽賞であるヴィクトワール・ドゥ・ラ・ミュジークの年間最優秀グループを受賞しました。
日本でも、「インスピレーション」が時代劇『鬼平犯科帳』のエンディング曲に使われ、有名になります。「ジョビ・ジョバ」は、京セラのCMソングに、「ボラーレ」はビールのCMソングと多くのメディアに起用されます。
現在でも活躍中、フランス音楽界の重鎮として君臨しています。

にほんブログ村</p</p</p</p