『バンドマン』から『ソロシンガー』に転向して、成功を収めたアーティストはかずおおきいたす。『ヴァン・モリスン』もその1人です。
1945年、ベルファスト出身。音楽好きの家庭に育ち、15歳でMonarchsというバンドに加入し音楽活動を始める[5]。1964年に『ゼム』を結成し、デビュー。「グロリア」などのヒットを飛ばし、当時イギリスで隆盛したブルー・アイド・ソウルのシンガーとして人気を博す。
1966年のアメリカ・ツアー終了後、モリソンはゼムを脱退し、一旦は帰国するもののバート・バーンズの誘いに応じてアメリカに渡りソロに転向。1967年にはバング・レコードから発売されたシングル「ブラウン・アイド・ガール」が全米10位のヒットとなるが、プロデューサーのバート・バーンズはモリソンの意向を無視してソロ・アルバム『ブロウイン・ユア・マインド』(全米182位)を発売し、同年末にバーンズが死去して、モリソンはバング・レコードを離れました。
1968年に発売されたワーナー・ブラザース・レコード移籍第1弾アルバム『アストラル・ウィークス』は、リリース当時は1万5千枚ほどしか売れなかったが、後にポップ・ミュージック史を代表する名盤として評価を受け、2001年にはアメリカ国内の売り上げが50万枚を突破しました。続く『ムーンダンス』は全米29位のヒットとなりました。1970年11月に『ストリート・クワイア』(全英18位、全米32位)を発表。
1971年4月にモリソンは妻のジャネット・プラネットを連れてニューヨークからカリフォルニア州マリン郡に移住。移住する前にモリソンはにニューヨーク州アルスター郡のベアズヴィル・サウンド・スタジオに行き、ザ・バンドを訪ねるが、そこでロビー・ロバートソンとともに「4% パントマイム」を書き上げました。モリソンとリチャード・マニュエルがボーカルを分け合って歌う「4% パントマイム」はザ・バンドの4番目のアルバム『Cahoots』に収録されました。
同年、サンフランシスコで録音した『テュペロ・ハニー』を発表(全米27位])。R&Bやジャズ、フォーク、ブリティッシュ・トラッド、ケルト音楽などの要素が濃い音楽性は、高い評価を受けた。1973年にベルファストへ戻り、翌1974年にアルバム『ヴィードン・フリース』(全英41位、全米53位)をリリースした後は活動を停止するが、1977年に復帰作『安息への旅』(全英23位、全米43位)をリリースしました。さ。1979年のアルバム『イントゥ・ザ・ミュージック』(全英21位、全米43位)以降は、ジャズやニューエイジの要素を取り入れた瞑想的な作風のアルバムを多数リリースしていきます。
1988年のアルバム『アイリッシュ・ハートビート』(全英18位、全米102位)ではチーフタンズと共演。1989年のアルバム『アヴァロン・サンセット』(全英13位、全米91位)収録曲「ハヴ・アイ・トールド・ユー・レイトリー」(全英74位)は、ロッド・スチュワートによるカヴァーが1993年にヒットしたことでも知られ、1995年にはチーフタンズとの共演による同曲のセルフ・カヴァーを録音しグラミー賞最優秀ポップ・コラボレーション・ウィズ・ボーカル賞を受賞しました。また、ジョン・リー・フッカーのアルバム『ドント・ルック・バック』(1997年)のプロデュースを担当する等、幅広いジャンルのミュージシャンと共演。
2006年には、カヴァー曲を中心としたキャリア初の本格的なカントリー・アルバム『ペイ・ザ・デヴィル』(全英8位、全米26位)を発表しました。2008年のアルバム『キープ・イット・シンプル』(英米10位)は、ソロ・デビューから41年目にして自身初の全米トップ10アルバムとなりました?2018年4月にはジョーイ・デフランセスコとのコラボーレーション・アルバム『ユーアー・ドライヴィング・ミー・クレイジー』(全英20位、全米76位)を発表し、同年リリースのアルバム『ザ・プロフェット・スピークス』(全英40位、全米110位)でも、引き続きデフランセスコ率いるカルテットを起用しました。
モリソンは2020年、新型コロナウイルス感染症の流行に対するロックダウン政策を批判し、ロックダウンにより困窮したミュージシャンを支援するためのチャリティ・シングルに「Born to Be Free」、「As I Walked Out」、「No More Lockdown」といったプロテスト・ソングを発表したました。北アイルランドの保健大臣ロビン・スワンは、一連の曲のリリースに先がけて、『ローリング・ストーン』誌のインタビューで「問題提起の域を超えています。彼は『ファシストによるいじめ』について歌い、政府が人々を騙して奴隷にしようとしていると主張している」と批判したました?しかし、同年には、反ロックダウンのチャリティ・シングル第4弾「Stand and Deliver」(作詞・作曲はモリソン、パフォーマーは趣旨に賛同したエリック・クラプトン)がリリースされました。
孤高のアーティストという感じですね。

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